「アナと雪の女王」大ヒットしてるようですね。
我が家も5月の連休前に、ナッツさんの強い希望で観賞してきました。
ナッツさんはエルサ&アナの歌におおハマり。
暇さえあれば「(youtubeで)アナの歌見たい~」
と母に催促し、エンドレスで再生し
挙句の果てに
「お母さん!
ラプンツェルが出てる!」
と、発見しておりました。。
「生まれて初めて」の歌のシーンで、
アナがお城の門を出て欄干の上を跳ねながら歩いていく時、
確かに一瞬(ラプンツェル?)と思われる後ろ姿が見えるんですが、
本当に本当に一瞬。
母のスキルではそのシーンでYoutubeの一時停止がでけず……orz
毎回「そこ! その次!」とかナッツさんに言われております( ´,_ゝ`)
すごいね~、その集中力と観察力。
いつか何かに役立てておくれ(笑)
で、母的感想。
歌は素晴らしかったです。エンディングロールでも思わずホロリと泣きそうになりました。
が、が、ですよ。
ひねくれものの母的には、超
食い足りない。
エルサの心の変遷とか、
アナが一目ぼれでころっと言っちゃう辺りの寂しさとか、
二人の両親の愛情とか、とか、もっと語って~( ゚Д゚)!!
活字でどっぷり読みたいっ。それも上下巻、いやせめて果てしない物語くらいの厚みでっ。
……書店でノベライズされたものをぱらぱら立ち読みしましたが、半分くらいで挫折しました。
なんかまんまノベライズっぽいノベライズで妄想ができないので却下。
子供も見るお話なので、複雑にしちゃうとストーリー分からなくなりますしね、
作品としてはとっても素敵なんですが、うーん。
どうして、アナはあんなに純粋に、エルサの事を愛していられたんだろう?
もし私だったら、ドアをあけてくれず、呼びかけにも答えてくれないエルサに対して、
怒りを感じたりしちゃうだろうなって思うんです。
両親も事情を話してくれなくて、特別な部屋で特別に扱われてて、
自分はお城で友達もいなくて一人ぼっち……いやーもっとひねくれないかい?
エルサに対して、もっとうっ屈した思いを抱えないかい?
(そのあたりが、パーティーで久しぶりに顔を合わせるシーンでちょっと描かれているっちゃ描かれてますが)
もう知らない、とかもう嫌い、って言いたい気持ちにならない?
とね。
こんな風に思っちゃう私はひねくれた大人ですな。
しかし、ナッツさんを見ていると、
子供のころに持っていた愛情ってのは、
あんな風にまっすぐで、曲がらないものだったかもとも思います。
お母さんが不機嫌で八つ当たりされたりぞんざいに扱われても、
自分の気持ちが収まらなくて、母に対して癇癪を起した後でも、
ころっと笑顔になって「お母さん大好き」って言える。
ぎゅって抱きつける。
雨にあたっても風に吹かれても、
若葉が空に向かって伸びていくように、ひたすらでまっすぐな愛情。
お母さんに怒られてへこんでも、お父さんに怒られて泣いても、
それでも大好きだった……大好きでいられたはず……なのに、
いつのまに「お母さんのせいで」「お父さんのせいで」って気持ちを曲げるようになっちゃったんだろう?
大人って、自分で生きる事を難しくしているよね。
そんな風に、大人になった私の愛情の曲がり具合と、
子供であるナッツさんの純粋さとを痛感させられる映画でした。
だから、その曲がった愛情が危機に出会うことで、
本来の素直な姿を思い出すようなストーリーを読みたいんだってば!!
(というのが、本好きの素直な感想です)
……あ、こういう複雑なお話を好むから、自分の人生も複雑にしちゃうのかしら?